阿蘇くじゅう観光圏

阿蘇くじゅう観光圏

“阿蘇カルデラ” ~命きらめく草原の王冠~

阿蘇の外輪山を柔らかに覆う草原。
そこから見はるかす幽玄のカルデラ光景。
緑のベルベットを吹きわたる風の音に、永らく営まれてきた人々の暮らしが徐々に色彩を帯びていく。草の香りが記憶のひだをなで、身魂はにわかに居ずまいを正す。
そこに住まう人、旅路に訪れる人、だれもが人生の来し方行く末にしばし思いを馳せる。

九州のほぼ中央に位置する「阿蘇くじゅう国立公園」は、我が国を代表する国立公園であり、周囲約120kmに及ぶ世界最大級のカルデラ地形のただなかにある阿蘇五岳と、北東部のくじゅう連山は無辺の草原によって一体となり、今なお続く活発な火山活動からは、地球の鼓動を直に体感することができる。
熊本県の阿蘇エリアと大分県の竹田くじゅうエリア、そして、両地域を見渡す大パノラマと阿蘇の溶岩流によって形成された美しい峡谷に彩られる宮崎県の高千穂エリア。3つの県にまたがるこの広大な地域は、自然景観はもとより、歴史的、文化的に見ても紛れもなく一連の地域である。湖面を形成せず、陥没地に5万人の人びとが暮らし、外輪山がほぼ円形に巨大な丘陵をめぐらすカルデラの様を一望のもとに収められるのは世界的に見ても阿蘇だけである。

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観光圏の特徴
■ 天候

西の有明海から吹く風が標高1,000mを越す中央火口丘群に沿って上昇する為、阿蘇山頂は年間約3,000mm以上の降水があり、全国的に見ても屋久島、尾鷲についで3番目に多い降水量である。また、阿蘇カルデラ内の年間平均気温は約13度と年間を通して低く夏は冷涼で冬は寒さが厳しい高原性気候となっている。

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■ 自然

地下水が豊富であり、多くの湧水が分布している。周辺に広がる草原は古くから牛馬の放牧地として利用され、刈り取った草は牛馬の飼料となるなど人々の暮らしの中で保たれてきた。草原には「ヒゴタイ」など大陸系及び北方系の植物が生育しており、希少動物種も多く確認されている。また、中央火口丘周辺にはミヤマキリシマの群落が形成されている。

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■ 文化

古くは阿蘇山岳信仰の修行場とされ、現在でも農耕にまつわる行事や神楽、火焚き神事など多くの祭礼祭事が伝承されている。 また、各地で行われる春の野焼きや世界農業遺産にも認定された田園風景など阿蘇くじゅう地域独特の文化が育まれてきた。

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■ 食

農耕文化が発達し、米や野菜など山の幸に恵まれており、古くから地域の人々に愛されてきた阿蘇田楽や阿蘇高菜を用いた郷土料理などがある。また、あか牛の繁殖と肥育が盛んであり、脂身が少ないあか牛料理は昨今のヘルシー志向と合せ、人気を博している。また、複数分布する温泉地は恵まれた泉質と合せ、地熱を利用した蒸し料理などもあり多様な食資源と文化が育まれている。

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Experience program

阿蘇くじゅう観光圏周遊ツアー

阿蘇山を中心とした自然豊かなエリアをめぐる。

涅槃像雲海ツアー

大観峰は阿蘇地区の中でも最も壮大な阿蘇の景色がたのしめる所です。

大観峰とパワースポット散策

古代最古のシュメール文字が刻まれた巨石群と、丘の周囲360度に広がる阿蘇の草原と山々が美しく魅力的です。

免の石トレッキング

2016年熊本地震で宙に浮いた落ちない石が落ちた後に出来た猫ファン大喜びの大人気のトレッキングコースです。
お問合せ

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公益財団法人阿蘇地域振興デザインセンター
熊本県阿蘇市一の宮町宮地4607-1
TEL 0967-22-4801
E-mail info@asodc.or.jp
URL http://www.aso-kuju.jp/